ビートルシリーズ・オーロラダイナソー誕生秘話
aiMIKIさん×イクラボ山田社長スペシャルインタビュー
【山田】イクラボが”他にないオリジナルランドセル”を作りたいという想いの元、新しく開発するランドセルをどんなものにしようかと頭を悩ませているときにご縁をいただき、あれよあれよという間に新作ランドセルのデザインを全面的にお任せすることになった、デザイナーのaiMIKIさんにイクラボ武生店にお越しいただきました。 aiさん、本日はどうぞよろしくお願いします!
【ai】よろしくお願いします。
【山田】まずは、aiさんの経歴を教えていただけますか?
【ai】 はい、私はイクラボ武生店さんがあるこの越前市で生まれました。学生時代はアメリカへ渡り、NY州のパーソンズ美術大学を卒業。卒業後はそのままむこうで5年ほど、GAPやVictoria's Secretなどのアパレルや雑貨ブランドのテキスタイルデザインを主に制作していました。 2006年に帰国してからは、NYや東京、地元でのグラフィック、パッケージデザイン、ブランディング、イラスト、壁画など幅広いジャンルのデザインを手掛けさせていただいています。
【山田】誰もが知るようなブランドや、世の中のいろんなもののデザインをたくさん手がけられてきたんですね。今回aiさんには、ビートルシリーズ(クワガタランドセル・カブトムシランドセル)とオーロラダイナソーランドセルを、それぞれ4カラーずつデザインしていただきました。 ビートルシリーズ、オーロラダイナソーともに、かぶせ裏が迷彩柄を基本としたデザインになっていますね。ご提案をいただいたときに、私も「これだ!」と思わず声をあげてしまったのですが(笑)。
【ai】”こんなランドセル他にない”と思ってもらえるようなものを作りたいというご希望を受けて、既存ブランドのランドセルを色々見ていく中で、かぶせをめくったときの裏側にこだわっているランドセルは世の中にあまり無いんだなということに気づきました。 ランドセルに関しては素人の私ですが、これまで長年、キッズ・ジュニア向けのテキスタイルデザインを手掛けてきた経験から、裏地にこだわる”粋”な要素を落とし込んで、イクラボオリジナルの強烈な個性を持つ、ファッション性にも富んだ迷彩柄デザインをかぶせ裏に持ってこようと思い立ちました。
【山田】あがってきたデザインを見てどれもかっこよくてお洒落だなと思いました。それにひとくちに迷彩柄といってもどれも違う印象を受ける個性的なデザインになっていますね。
【ai】 ありがとうございます。いわゆる”よくある迷彩柄”にはしたくなくて、ビートルシリーズ、オーロラダイナソーとも、それぞれテーマを設定して、例えば幾何学的な模様とカブトムシのシルエットを組み合わせた迷彩。木の表皮をイメージした模様とクワガタのシルエットを組み合わせた迷彩。ポップな恐竜イラストを溶けこませた迷彩というように、迷彩のデザイン自体もこだわりました。 カラーリングも試行錯誤を重ね、それぞれに4種のパターンができあがりました。
【山田】カラーリングについては、従来のかぶせ裏のプリントではできなかった多色刷りを新しいプリント方法で実現でき、ここでも他にないかぶせ裏ができたなと思います。 そして、かぶせ裏の他にもエンボス加工のランドセル前ポケットのデザインやサイドの刺繍など、いろんな箇所にaiさんのこだわりがちりばめられ、ランドセルとしてのクオリティ―、デザイン性が非常に高いものになっています。大人でもほしくなるようなデザインだなと感じています。
【ai】ランドセルは安い買い物ではないですし、小学1年生から6年生まで使うものなので、小さい時だけじゃなく、最後まで魅力的に思ってもらえるようなかっこよさを意識しました。細部までこだわりぬいたランドセルになったと思います。
【山田】 今回お願いしたランドセルはどれもとても満足いく仕上がりとなりました。昆虫好きや恐竜好きのお子さまの手に届き、背負ってもらえる日が来るのを、イクラボスタッフ一同、いまから大変楽しみにしているところです。それではaiさん、本日はありがとうございました!
【ai】 このランドセルを背負って元気に学校に登校する小学生たちの姿を、私も早く見てみたいです。今日はありがとうございました!